マイクロ波加熱の応用例

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図19.3.41はマイクロ波脱硝時の被処理物の温度変化を示している。Step−1は混合溶液の昇温(室温⇒110℃)、Step−2は水や硝酸の沸騰・蒸発(共沸点110℃⇒130℃)、そして脱硝(130℃⇒350℃)されて、Step−3での脱硝体の加熱・昇温へと変化してゆく。この段階で脱硝体の一部が高温となり赤熱化し、それを照度計が拾い処理終了点としている。
尚、マグネトロン交換作業は、放射性物質による汚染が無い場所で可能で、保守・点検性が良く扱い易い熱エネルギ−源として利用され、得られたMOXの特性も良好と言われている。

図19.3.41 脱硝装置構成ブロック図
図19.3.41 脱硝装置構成ブロック図

補足説明:PuとUの混合酸化物/核燃料サイクル
*核不拡散の観点から及び核爆弾への転用が出来ないようにPu単身の抽出は禁止され、UとPuのMOXとして取り出される。これらを扱う施設は定期的に、国際原子力機関(IAEA)の査察を受けている。
*核燃料サイクル:原発でU235が核分裂する際に放出する中性子を吸収してU238がPu239に変質、Puは核燃料として利用できるため、燃え残っているUとPuを回収し核燃料に再加工、原発で再利用する。これをU238が無くなるまで繰り返す、この一連の流れを図19.3.42に示す「核燃料サイクル」となっている。

図19.3.42 核燃料サイクル
図19.3.42 核燃料サイクル

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