マイクロ波加熱の応用例

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(3) 脳内酵素不活性化装置

ラットなどの小形動物の頭部を急速加熱し、脳死状態にするため図19.3.37のような「脳内酵素不活性化装置(ラットキラ−)」があり、大学病院・製薬や食品業界などの研究機関にかなりの台数納入されている。

図19.3.37 ラットキラーの外観
図19.3.37 ラットキラーの外観

これは定在波導波管形加熱炉を利用しており、図19.3.38に示すようにホルダ―に拘束されたラットの頭部を加熱部にセットし、投入電力5kW程度で約1秒間加熱するものである。
利用目的はラットの脳内酵素の変化を観察し薬の開発などに寄与するものである。
尚、より単短時間処理を行なうため(酵素の変化を少なくする)、高電圧発生回路の容量をアップし出力10kWの装置もある。この場合、定格出力5kWのマグネトロンを利用しているが、短時間発振なので特に問題とはならない。

図19.3.38 ラット頭部装着状態
図19.3.38 ラット頭部装着状態

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