マイクロ波加熱の応用例

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19.マイクロ波加熱の応用例

19.1 各業界での応用例

各産業界でのマイクロ波加熱の実用例の主なものは次の通りである。

@ 食品業界

菓子類・きのこ類・レトルト食品・穀物粉などの殺菌・防黴・殺虫、玉子焼き・ラーメンなど即席食品の具、米菓(おかき)などの発泡・膨化、野菜などの減圧加熱・乾燥、ほたて貝柱などの乾燥、海苔の乾燥・焼き処理、馬油・ココナッツバターなどの溶融、冷凍食品の解凍など。

A ゴム業界

ゴムタイヤの加硫前予熱促進、エッジゴム・配管断熱用ゴムなどの発泡・加硫、混練り前ゴム材の予熱・軟化処理(目的;混練り時の動力の低減)など。

B 化学業界

蛍光体・プラスチック・化学物質など各種粉末の加熱・乾燥、フライアッシュの人工ゼオライトへの転換反応促進、ラップなどフィルムの加熱など。

C 木材業界

鉛筆板の接着、建材・家具・楽器用木材の乾燥・曲げ加工・接着、半円状竹材の平板化加熱、木彫熊の乾燥、木酢・竹酢の抽出処理など。

D 鋳物・窯業業界

鋳物中子の乾燥・硬化、組立中子の接着剤や塗型剤の乾燥、クラブヘッドなどの精密鋳造品製作用ロストワックスの溶融、陶磁器・高級レンガ・瓦の予備加熱・焼結、特殊ガラスの加熱・溶融、耐火物・砥石・石膏型などの乾燥、排気ガス処理用ハニカムの押し出し整形後の乾燥及び薬剤塗付後の急速乾燥、お椀・衛生陶器の予熱強化、フェライトなどの乾燥など。

E 紙・印刷・塗装業界

紙・フィルムなどの高速印刷インクの乾燥処理、本の背表紙・伝票・カレンダーなど綴じ込み部(エッジ部)の接着剤の加熱硬化、プラスチック製漆器など塗料の乾燥、フィルム面塗布薬品などの加熱乾燥など。

F 繊維業界

中空糸などの乾燥、タオルなど繊維の染色、顔料・染料の乾燥、ガラス繊維混入金属の検出[基板用ガラス繊維中に溶け込んでいる金属ヤーンの検出(放電発生現象検知)]など。

G 医療関係

ラットなどの脳内酵素不活性化装置、筋肉(リューマチ)などの温熱治療など。

H 原子力関係

使用済み核燃料の再処理(脱硝)、放射性廃棄物の減容処理など。

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