誘電加熱装置

前のページへ戻る このカテゴリーのトップへ 次のページへ進む

17.7 マイクロ波加熱と誘電加熱の比較能

これまでマイクロ波加熱と高周波誘電加熱について説明してきたが、表17.7.1 はその主な相違点につき整理し纏めたものである。加熱原理は誘電加熱ということで両者とも同一だが、使用周波数が二桁も違うことから(波長も二桁も違う)からそれぞれのエネルギ−の発生方法、伝送方法、照射部形式などが既に説明したように異なることになる。

項目 マイクロ波加熱 誘電(高周波)加熱
使用周波数(波長) 915MHz(327.9mm) 13.56MHz(22.12m)
2450MHz(122.4mm) 27.12MHz(11.06m)
40.68MHz(7.37m)
発振出力 915MHz:〜100kW(単管当り:30kW)
2450MHz:〜200kW単管当り:6kW)
〜500kW (単管当り:数百kW)
発振管 マグネトロン
クライストロン
ジャイロトロン
三極管(一部、ソリッドステート化)
給電線 導波管、同軸ケーブル 同軸ケ−ブル、同軸管
照射部 箱形オ−ブン式(バッチ形、コンベヤ形)
スロット導波管形
ラダ−形
定在波導波管形、他
電極式
平行平板形
格子(グリッド)形
ロ−ラ電極形
移動式電極形、他
整合 負荷の影響少ない 負荷の影響を受ける
加熱効率 高い やや低い
放電 発生しにくい 水滴などがあると発生することがある
電波漏洩 シ−ルドル−ムを殆ど必要としない シ−ルドル−ムを必要とすることが多い
接地 D種(旧 第三種接地、接地抵抗100Ω以下) A種(旧 第一種接地、接地抵抗10Ω以下)
表17.7.1 マイクロ波加熱と高周波誘電加熱の違い
前のページへ戻る このカテゴリーのトップへ 次のページへ進む