マイクロ波応用機器

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11.3 整合器

マイクロ波照射部の構造、被加熱物の電波吸収状態などにより反射電力の大きさは大きく変化する。整合器は照射部とマイクロ波発振機の間の接続導波管に途中に設置し、整合をとり反射電力を小さくしマイクロ波電力を有効に利用し、マイクロ波吸収効率をアップするための調整器である。一般的に、被加熱物がマイクロ波を良く吸収する場合は必ずしも整合器を必要としないが、マイクロ波損失係数の小さい被加熱物の場合は整合器を利用した方がマイクロ波吸収効率がアップするので望ましいと言える。
スリ−スタブ形整合器は金属棒(スタブ)の導波管内への挿入量を調節して整合をはかるもので、最も一般的な方式であるスリースタブ形整合器の外観を図11.3.3 に示す。

図11.3.2 スリ−スタブ形整合器の外観
図11.3.2 スリ−スタブ形整合器の外観

11.4 固定分配器

マイクロ波発振機において発生したマイクロ波エネルギ−を2分割するもので、導波管を二股に分岐した構造となっている。分割断面寸法の決め方により、その分配比を自由に変えることが可能である。

例えば、図11.4.1 に示すWRJ−2導波管の断面の寸法a,bのの比により(a+b+t=54.6mm)、ほぼその比に近い値で分割可能である。図11.4.2に固定分配器の外観を示す。

図11.4.1 分配器の分割寸法
図11.4.1 分配器の分割寸法
図11.4.2 固定分配器の外観
図11.4.2 固定分配器の外観
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