マイクロ波発生装置

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B 単相全波整流非平滑回路:図9.1.3 参照
一般的に用いられている回路で、ib=2.6*Ib程度であり特にモーディング発生に対して問題は無く、脈動も十分あって、初期モーディング持続の怖れは少ない。
しかしながら磁石内蔵のパッケージ形マグネトロンでは、一次側電源電圧の変動に対して発振出力の変動はかなり大きくなる短所がある(一次側の電圧が変動するとEbが変化、その変化に応じてIbも変化するので、電源入力量が重畳して変化することになる。その結果発振出力が大きく変化することになる。補正しようにも、永久磁石の磁束を変えることは困難である。

(a) 基本回路
(a) 基本回路

(b) 陽極電圧波形
(b) 陽極電圧波形
図9.1.3 単相全波整流・非平滑電源回路例

C 単相半波倍電圧整流回路:図9.1.5 参照
電子レンジや低出力マイクロ波発振機などに最も多く利用されれている回路で、ib=3*Ib程度でモーディング発生の心配も無い回路である。高電圧トランスはリーケージ形トランスT2を利用し、更に高電圧コンデンサCを利用することで電源インピーダンスは高く、発振出力の変動も比較的少ない。
又、整流素子の使用数も少なく経済的な回路と言える。この業界の大部分の発振出力1.5kW、周波数2450MHzクラスの空冷式マイクロ波発振機の陽極電圧発生電源回路は本回路を基本に設計していると言える。
但し、最近はインバータ電源を採用する傾向にある。
尚、リーケージ形トランスの使用効果については、補足説明を参照願いたい。

(a) 基本回路
(a) 基本回路

(b) 陽極電圧波形
(b) 陽極電圧波形
図9.1.5 単相半波倍電圧整流電源回路例

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